保育園・幼稚園時代は通園時にレインコートや長靴を着ていたお子さんも多いと思いますが、
「小学校に入学しても登下校時にレインコートと長靴は必要なのか?」
「大きなランドセルを背負っていたら、傘だけだと荷物が濡れてしまうのではないか?」
「もし、レインコートを着て行っても、学校に濡れたレインコートを置いておく場所はあるの?」
などといった疑問が思い浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。
今回はそう言った疑問に対して、レインコートや長靴の必要性と対応策についてご紹介していきます。
小学校登下校時にレインコートは必要?
結論から言うと、1年生は登下校時のレインコートはやめておいた方がいいと思います。
その理由は以下の通りです。
・ランドセルを背負ったままだとレインコートの脱着が大変
・校内に濡れたレインコートを置いておく場所がない
学校によっては「傘を差すと両手がふさがる」、「傘が風にあおられると危険」という理由で低学年のうちはレインコート必須のところもあるかもしれません。
レインコートの要・不要は上級生の登下校の様子を見るか、学校に確認してみてください。
レインコートはやめておいた方がいい理由3つ
小学校の登下校時にレインコートはやめておいた方がいい理由をご紹介します。
①ランドセルを背負ったままだとレインコートの脱着が大変
登校時は家から着て行けるので問題ないかもしれませんが、学校では1人で脱着をして自分で保管をしておかなければなりません。
ランドセルを背負ったままのレインコートの脱ぎ着は、1年生のうちは慣れるまでは大変だと思います。
もし、通学時にレインコートを着る場合は、自宅で何度か練習をしておいた方がいいでしょう。
➁校内に濡れたレインコートを置いておく場所がない
校内にレインコートを掛ける場所があればいいかもしれませんが、掛ける場所がないのが大半だと思います。
レインコートを掛ける場所がない場合は、濡れたままビニールに入れてしまうことになります。
そして帰りにまだ雨が降っていたら、それを濡れたまま着ることになりかねません。
帰りに雨がやんでいた場合は学校に置き忘れてきてしまうかもしれません。
③子どもがレインコートを着るのを嫌がる
保育園・幼稚園の頃は喜んでレインコートを着ていたのに、小学校に上がると「みんなが着ていないから」との理由で嫌がる場合もあります。その場合は、無理して着させる必要はありません。
レインコートが必要なケース
登下校時にレインコートが不要な場合でも、他の場面で必要なケースがあります。
①学校行事(遠足や校外学習)のとき
遠足等の学校行事の際は、雨天時に備えて持ち物にレインコートが必要な場合があります。
➁台風のとき
傘をさしても全身濡れてしまうほどの雨風の場合は、着替え一式を持って行くのも大変ですから、登校時にレインコートがあった方がいいでしょう。
小学校登下校時に長靴は必要?
では、雨の日の長靴は必要でしょうか?
結論から言うと、長靴は持っていた方がいいです。
ただ、
・登校時は雨が降っていない。
・外での体育の授業があり、その時には雨が止むかもしれない。
こんな日は、子どもが長靴を履いて行くのを嫌がる場合があります。
長靴は、頻繁に履くものではないので必要になった際に購入するスタイルでいいと思います。
長靴が必要なケース
小雨程度なら問題ないでしょうが、大雨・雪の日は長靴が必須です。
特に雪の日は「どこを歩いて帰ってきたの??」というくらい靴がびしょ濡れで帰って来ます。
雪ですから、楽しいですもんね。
気持ちは分かりますが、靴下もズボンも濡れるし風邪を引いてしまう心配もあるのでこういう日は長靴を履いて行ってもらった方が安心です。
小学校登下校時のレインコート・長靴以外の雨対策
子どもがレインコートを着たがらない場合は、それ以外の対応策を見ていきましょう。
ウインドブレーカー
防水・撥水加工のされたウインドブレーカーなら、防寒対策以外にもレインコートの代わりとして用いれるでしょう。
また、ウインドブレーカーでしたら、自分の椅子の背もたれに掛けられると思いますので、レインコートより使い勝手がいいかもしれません。
防水シューズ
子どもが長靴を履きたがらない場合は、防水シューズがおすすめです。
防水シューズは普段履いているスニーカーと見た目が変わらないので、体育のある日や、午後から雨が降りそうなときに最適です。
防水シューズに防水・撥水スプレーをかけておけば、多少の雨なら足が濡れる心配もなくなるでしょう。
ランドセルカバーを付ける
脱着の手間は多少ありますが、雨の日はランドセルがすっぽり隠れる雨の日用のランドセルカバーをかけるといいでしょう。
ランドセルカバーをかけておけば、多少傘がちゃんとさせなくても教科書が雨に濡れる心配はなくなります。
その他
・タオル・靴下の替えを持って行く
・服に防水スプレーをかけておく
というのも有効ですので、レインコートを着る・着ないに関係なく雨の日の対応策として覚えておくといいでしょう。
ランドセル対応のレインコートを選ぶポイント
「でもやっぱりレインコートはあった方がいい。」という場合は、選び方のポイントを参考にしてください。
レインコートとポンチョどっちがいい?
そもそもレインコートとポンチョの違いは何でしょう?
・レインコート
前をボタンで留めるタイプのもので、袖があるので動いても濡れない。
傘をさすなら、レインコートの方が腕がめくれない。
・ポンチョ
前にボタンがなく、頭からかぶるタイプ。
脱着がしやすい。
袖がないので通気性がよく、暑い季節にも蒸れにくい。
レインコートを選ぶポイント
子ども用レインコートを選ぶ際のポイントをご紹介します。レインコートを買う際の参考にしてください。
①通学用なら、背中にマチが付いたものを選ぶ
背中にマチのついたレインコートなら、ランドセルをもすっぽり隠れます。
➁1サイズ大きめを選ぶ
ランドセルを背負った上から着るのと、冬はコートやジャンパーで着ぶくれするのでそれらも配慮して、1サイズほど大きなものを選びましょう。
ただし、大きすぎるレインコートは袖が長すぎたりして動きにくくなるので気を付けたほうがいいです。
③フードの視界が広いものを選ぶ
フードのふちが透明になっているものだと視界が広くなり、フードをかぶっていても周囲が見やすくなります。
また、フードにゴムや紐が入っていると固定できます。
ただ「フードをかぶると周囲の音が聞こえなくなるから」という理由で、フード禁止の学校もあるので、事前に確認をしましょう。
④反射材が付いているものを選ぶ
反射材が付いていると、夜道や天気が悪く薄暗い日でも目立ちます。
もし反射材のついてないレインコートでも、100均などで簡単に付けられる反射材も売っているのでそれを付けてもいいでしょう。
小学校登下校時の傘の選び方
最後に、傘の選び方をみていきましょう。
長い傘の選び方
子どもが持つ傘の選び方です。重いランドセルと上履きや体操着などを持っている場合もありますのでお子さんに合わせた傘を選びましょう。
①軽くて丈夫なもの
軽くて持ちやすい素材のもので、風に煽られたりしてしまっても壊れにくいものを選びましょう。
➁傘の一部が透明なもの
傘をさすと視界が悪くなり周りが見えなくなってしまいます。なので、傘の一部が透明なものを選べば、多少視界の悪さが軽減できます。
③手動で開閉できるもの
傘を開くときはワンタッチの方が楽ですが、ワンタッチの傘は閉じるときに力が必要です。
なので、ある程度力が付くまでは、手動で開閉できるものにしましょう。
傘に名前を付ける際は、
柄の部分に名札を付けるか、お名前シールを持ち手部分に付けましょう!
傘立てに入っているたくさんの傘の中から、自分の傘をパッと見つけられるようになります。
また、他のお友だちに間違えられる可能性が減ります。
折りたたみ傘の選び方
折りたたみ傘の選び方は、基本的に長い傘と同じですので、ここでは折りたたみ傘ならではの選ぶ際のポイントをご紹介します。
簡単に開閉できるもの
子どもにとって、折りたたみ傘は長い傘以上にたたむのが大変です。
小学校の昇降口で戸惑わないように、簡単に開閉できるものを選びましょう。
折りたたみ傘を使用する前に、何度か家で「傘を開く~たたむ~まとめてカバー(収納袋)にしまう」練習をしておくと、いざ使用する際に戸惑わずに済みますよ。
折りたたみ傘のカバー(収納袋)もあった方がいい
濡れた折りたたみ傘をそのままランドセルにしまう訳にはいきませんよね。
そんな時は、内側が給水生地になった折りたたみカバーがおすすめです。濡れた傘をそのまま入れてもランドセルの中が濡れなくて済みますし、付属のカバーよりサイズが大きめなので小学生でも簡単にしまうことができます。
まとめ:レインコートは無くても大丈夫!
レインコートがなくても雨対策は十分できます。
もし、レインコートの有無で悩んでいるようでしたら、実際に雨の日を経験してからお子さんと相談して買うのもありだと思います。
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